10月3日(土)山梨県中学校ラグビーフットボール選手権大会が開催され、スクール生が在籍する都留第二中学校は1回戦で敗戦となりました。
新人戦準優勝、その後も数名の生徒がスクール活動に加わり、ここまで一緒に取り組んできました。
中学校からラグビーを始めたくれた、みんなには本当に感謝です。
新人戦(2月) 都留第二中学校 43-15 河口湖南中学校
県選手権大会(10月) 都留第二中学校 5-22 河口湖南中学校
(数か月で逆転されてしまいました、河口湖南中さん、おめでとうございます)
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次のテーマを、これからスクールに関わってくれた中学3年生の子供たちと一緒に考えていきたいと思います。
■ 躍進を続けるラグビー日本代表の世界に勝つためのテーマ「規律とハードワーク」
■ ラグビーは、一人一人の「人間力」を集結して戦うスポーツであるということ
【3年生のみんな、この機会に、少し自分達の足元を見つめ直してみよう!】
■学校生活を、まじめに、真剣に、情熱を持って取り組むことができていますか?
■学校での校則、約束事をしっかり守れていますか?
■学校の先生、お父さん、お母さん、人生の先輩方の意見を聞く耳を持てていますか?
■自分は関係ない、やらなくてもいい、休んでもいい、責任を持てていますか?クラスのために、学校のために、仲間のために、献身的な役割を果たせていますか?
■難しいこと、嫌なことから逃げていませんか?自分から立ち向かう姿勢を持てていますか?
■勉強は「もういいや・無理」と諦めていませんか?勉強はしなくても俺はできる、勘違いしていませんか?驕り(おごり)はありませんか?(勉強をしないで300点取るよりも、勉強をして310点を目指す姿勢はありますか?)
■携帯、スマホ、ゲーム依存症となり、集中力の低下、また、生活リズムがおかしくなっていませんか?
■朝、自分で起きれない、食事の片づけができない、学校への行き帰りは常に親の車をあてにする、お父さん・お母さんに依存をしている部分はありませんか?「自分でやろう」という気持ちを持てていますか?
■学校の廊下にゴミが落ちている、そのゴミを拾う気持ちを持てていますか?
など・・・・・・・・・・・
ラグビーも人生も、普段の生活、そして日ごろからの小さなこと一つ一つの全てが直結するんですよ・・・
【「負け」、「失敗」、「挫折」、「試練」は、中学生・高校生の段階で経験することも必要】
時には、学校の先生、お父さん・お母さんをがっかりさせることもあるだろう。
しかし、『成功体験』だけを続けてくることよりも、学生の時期に『成功と失敗』、『勝ちと負け』を繰り返し、自分達の足りないところに気づき、その悔しさを糧にしてそこから頑張っていく、そして、自分を大きくさせていく、成長させていく・・・やがて、苦労をした分、人の気持ちもわかるようになる、人の心の痛みもわかるようになる、思いやりのある人間になれる・・・こんな過程が必要なんです。
【ラグビー日本代表の選手も挫折から再スタートしているんですよ!】
(プロップ畠山選手)
2011年前回のラグビーワールドカップ、スクラムが押され弱点となり、1勝もできず、その責任を痛感し涙を流す。しかし、今回4年後のワールドカップ、ジャパンの勝利の要因の一つ、畠山選手を中心とした強いスクラムが武器の一つとなる。
(フルバック五郎丸選手の話)
高校2年の花園全国大会(佐賀工業)、秋の国体では佐賀県が優勝、冬の花園大会で全国優勝狙うも、東福岡戦に五郎丸選手のキック処理のミスをきっかけに敗戦(今でもそのミスを人生の糧にしている)
(スクラムハーフ田中選手の話)
京都の名門、伏見工業時代、花園出場をかけた決勝で敗戦、「もっと頑張らないといけない」ことに気づき、今の田中選手がある。
【二中のスクール生(3年生)へ】
新人戦準優勝チームが1回戦敗退
試合に負けた、もう、これで終わりとしますか?
それとも、ここから、巻き返しますか、残りの学校生活を頑張れますか?
この負けで、君たちの心がどのように動きましたか?何も変わりませんか?
全ては、君達次第なんですよ(気づけよ)。
【みんなが、君たちに期待している】
勝つことにより、勝敗のことだけが焦点となり、中学校の時期に必要な大事なアドバイスをしてやれなかったという経験が今までにある。
負けたことがいい方向へいくこともある。
なんで負けたんだろう、何が足りなかったんだろう、それを気づかせてあげるのも、子供たちに関わってきた我々大人の責任でもあるのかなと・・・
だから、3年生とは、これで終わりではなく、受験もあるが、しばらくは活動を続けていきたい、ミーティングから再スタートしよう。
また、みんなとラグビーがしたい、続けてもらいたい。
畠山選手、五郎丸選手、田中選手のように 『あの時の負け・失敗・挫折』 があったから今の自分がある、と言えるようになってほしい。
今後の君たちの頑張りに期待をしたいと思います。