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都留ラグビースクール  グループ団体

掲示板:お知らせ・ニュース(活動報告など)

[0167] 新しいことにチャレンジしてみませんか・・・?

 読むことが嫌になるほど、長々となりますが・・・

 

2001年にスクールを立ち上げ、16年が経過し、その間、様々なことを学ばせていただきました。

また、小学生のミニラグビーでは、ラグビーマガジンカップ・ヒーローズカップへの挑戦、タグラグビーでは悲願であった全国大会へ3年連続出場、中学生やスクール卒業生の活躍、素晴らしい経験や楽しい思いもたくさんさせていただきました。

 

それでもここで一区切り・・・

今まで以上に、このスクールがステップアップしていくために、平成29年度からの活動に向けて、新たな目標を掲げ、新しい目標を持ち、みんなが共通理解のもと、取り組んでいったらたらどうでしょうか、とういうのが提案です。

 

新しい目標とは、○○大会に出場する、○○大会に優勝する、という結果を求める目標ではありません。

 

 

子供・スタッフ・保護者のみんなが、「新しい考えを持つ」、「新しい考えを取り入れる」、こんなことを提案したいのですが、どうでしょうか? 

  

 

スタッフ・保護者の皆さんと、残り1ヶ月、一緒に考えていきたいと思います。

 

 

【例えば、こんなことかな~(あくまでも参考です)】

 ※ラグビーの例で書きますが、保護者のみなさんは、普段の生活での場面に置き換えて、考えてみてください。

 

スタッフ、保護者の皆さんには、「勝利を目指すこと」+勝利を目指すこと以外の「個々の目標」の二つの視点を持つことをお勧めします。

 もし、勝利を掴むことができなかったとしても、「個々の目標」が達成できれば、それでOK、それまでの取り組みは、失敗ではないとう考え方です。

 

勝っても、負けても、何かを残す、次につなげる、それができればOK。

 

小学生、中学生の時期に結果がでなくても、小学生→中学生、中学生→高校生へと、次の指導者へ、また、ラグビーではなくても、次のスポーツや次の場面に繋げることができれば、それでOK。(長いスパンで考える、小学生・中学生の時期がゴールではない、ということです。)

 

良いチームの3要素として、「力強さ・我慢強さ・うまさ」が求められます。

 「力強さ・我慢強さ」は、比較的、反復練習で習得できる傾向があります。「うまさ」は、その子個人の能力による頼る部分が大きいですが、主体性、判断力を養う練習からも習得できると信じて取り組みたいです。

 「うまさ」を求めるには、小学生・中学生には難しい、結果がすぐに現れないことから、諦めてしまう、近道を探してしまう傾向がありますが、それでも粘り強く、諦めず、我慢して取り組んでいったらどうでしょうか。

 

ゴールデンエイジ(脳が最も発達する時期・幼児~小学生~中学生)という言葉があります。頭をガチガチに固めさせたくはありませんね。(例えば、怒られたくないという考えが働き・無難なプレーのみを選択してしまう傾向があります。)勇気を持って挑戦させる、少し考えさせる部分を取り入れ、発想を豊かにする、そんな考えを取り入れることができればいいですね。それが、子供達の学校生活でも、将来の大人になっての仕事の場面でも、役に立つのではないでしょうか。

 

練習や交流試合の中では、いろいろなポジションを経験させたり、役割を与えたり、トライ&エラー(成功・失敗から気づかせる)を実行する、これも、子供達を成長させていく一つの方法です。

 

積極的な失敗はOKとしましょう、NGと捉えない。

 

「積極的な良いプレーだ、でもこういう方法もあるぞ」という問いかけ。

 

「なぜ、どうして、他に方法は?」「この練習、何のためにやってるの?、どの場面で使えるの?」という、常に考えさせる問いかけ、ヒントを与える問いかけ。

 

「叱る、褒める」の使い分け(この比率は子供の性格よって違っても良い)、一つのことを理解させるまでの子供との我慢比べ。

 

一人一人を良く観察し、その子にあったトレーニングやコミュニケーション方法を見つける。

 

メンタルを強くする、どうやって?「良い思考」「良い感情」「良い行動(ルーティン等)」を育むことにより、メンタルは徐々に強くなっていきます。決して、根性等の精神論だけではない、常に良い「思考・感情・行動」が困難を乗り越える武器となります。

 

安全面、ケガへの配慮(練習のやり過ぎによる体への負担、練習の効率化)は最も注意をしていきましょう。

 

方法は一つではないよ~、という問いかけ(例えば、ミニラグビーのコンタクト練習、ボールを持って相手にあたる練習・・・体の小さい子への技術指導、別の方法もあるよ → 気づき・新しい発見 →嬉しい・やる気がわく)、絶対に無理だ~とは思わせない、できるよ~、が大切です。

 

 (まとめ)

 スクール発足以来、今、現時点で、最も感じていることは、ラグビーも、勉強も、そして何事も、やるのは我々大人ではなく、「子供達自身」なんだ、ということです。

 

「コーチ」の意味は、もともと「馬車」からきているようです。馬車の役割は、お客さんを目的地まで連れて行くことでありますが、ラグビーでは、コーチと保護者ができることは、試合直前まで(目標を達成する直前まで)、いざ、試合が始まると、我々大人は何もできない、何の役にも立たないということです。

 

それならば、試合前までに・・・

 

①きっちりチームとしてやるべきことを徹底させること(規律の部分)

→ラグビー以外では学校の規則・ルールを守る、社会でのルール・法律を守って行動することをできる人間に育てる。

 

②目標を達成する、試合で勝つためには、「規律」の部分だけでは十分ではないことがあります。最後は、一人一人の主体性・自立(指示待ちでない、自分の考えを持った行動もできること等)が、目標を達成する、勝敗を分けることがあり、この部分も重要な比率を占めると思われます。

 

これからの『新しい目標って何?』ということになると、子供達に「規律+一定の主体性・自立」を促すトレーニングを取り入れ、その結果が目に見えるような型であらわれてくること、そんなことではないか、と強く感じております。(自主性の解釈を誤り、何もできない段階での丸投げは×です。)

 

「規律と自立」、言葉でいうほど、簡単にできることありません。その日の練習で、または、1年・2年でできる事でもありません。それでも、我慢強く、粘り強く、続けることにより、5年先、10年先には、「成熟したスクール」だな、と思われるようなものを目指していきたいと考えております。

 

みなさん、ご検討をお願いします。

 

2017(H29)年3月3日
都留RS
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