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音楽療法カノンの会  グループ

掲示板:お知らせ

[0091] 涙の訳

 2つの涙のお話

 車いすでいらっしゃった高齢の方と付き添いの方
私たちが演奏している音楽を聞いて、高齢の方がその歌を口ずさんでいて、
それを見た付き添いの方が涙ぐんでいる、という光景がありました。

 デイサービスで
いつも最後に歌う「今日の日はさようなら」
毎回参加されているその方は歌が始まると同時に手で顔を覆い、うつむき加減。
それを見た隣に座っていらっしゃる方が、ハンカチを出して、今度は自分の目頭をぬぐい、
それを見たピアニストも涙・・・
それを見た私←もらい泣きしやすいタイプ  
「今日はさよならですが、また会えますよ」というのが精いっぱい・・・

音楽療法をやっていると、こんな光景に良く出会います。
 

決して泣かせようと思ってやっているのではないですし、涙を流したから良いということも
ありません。

涙の訳には
心が動いた
感情が動いた
記憶がよみがえった
ある場面と結びついた

などいろいろな訳がありますね。

音楽で引きだしていければよいな、と思っています。



 



 

 

2022(R4)年9月6日 11時27分
音楽療法 カノンの会
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