掲示板:5. 取材記事

[0010] 【団体インタビュー】早川徳次ふるさと後援会

 
  団体インタビュー : 早川徳治ふるさと後援会

  令和3年度地域振興促進助成事業対象団体である早川徳次ふるさと後援会の活動を紹介します。

                     


1. どのような活動をしていますか?

地下鉄の父「早川徳次」の功績を伝える活動をしています。
昨年度は地域振興促進助成事業を使って、のぼり旗を製作し、国道沿いに設置しました。夏休みには早川徳次又は「わが町自慢」をテーマとした小中学生の作文コンクールを行いました。学校の先生からは地域の偉人を学ぶきっかけになったとのお声をいただきました。

それ以外に、コロナ禍で実施できないこともありましたが、早川邸の見学会を毎年開いています。以前は、早川邸の建築価値を学ぶ講演会や、早川徳次とゆかりのある根津嘉一郎氏について山梨市の職員から学ぶ学習会を行ってきました。今年は早川邸を使用してお茶会や音楽会ができたらと思っています。
また、徳次が、幾多の困難をアイデアで乗り越えてきたことにちなみ、「徳次だるま」を制作、販売しています。一宮町の障がい者施設の方々に制作してもらっています。その方々を先生に徳次だるま制作体験教室も開きました。

 
                                  


2. 現在の活動を始めたきっかけは何ですか?

今はもうないのですが、「一宮町を考える会」の中の女性メンバーを中心に、一宮町地域再発見ウォーキングマップを作りました。各地区のマップがあるのですが、東新居地区のマップで早川邸が名所の一つとしてでてきました。私たちは早川邸が空き家だと思っていましたが、そのマップを利用していきいきサロンを開催した際、地元のおばあちゃんがときどき親族の方が帰ってくると教えてくれました。そして、現当主とのつながりができ、いろいろな資料について相談を受けるようになり、今のような活動につながっています。



3. 活動を行う上で大切にしていることは何ですか?

 ふるさとを誇りに思うような人を増やすこと、そういうふるさとを継承するという気持ちで活動を行っています。先日テレビで、徳次が都市デザインをした人として紹介されましたが、日本の新しい時代、都市をつくった人がこの地域から出ている、そういう地域を誇りに思ってほしいですね。

地域の社会資源を発掘、認めてもらうという気持ちもあります。私たちがウォーキングマップをきっかけに資源を発見したように、他の地域の方にも地域の資源を発掘、利用してもらいたいと思います。



                                      
                                                                                                    (事務局の早川さんと早河会長)



4. 今後の目標は何ですか?

まずはこの会を長く続けていきたいと思っています。会の運営費の捻出先には苦慮していますので、会費と寄付をいただきながら頑張っていきたいと思います。
また、国登録有形文化財である早川邸を維持するのに、かなりご親族の方が負担しています。古民家カフェやレストランのような文化財の価値を生かしながらも、うまく利用できるような方法を探っていきたいです。



                                        



5. 市民の方へメッセージ 


 
早川徳次ふるさと後援会の活動にかかわっていただける方を募集しています。会の活動を一緒にやりませんか。
令和411月、ワインツーリズムが行われる頃に早川邸の見学会を予定していますので、ぜひお越しください。





【問合せ先】
早川徳次ふるさと後援会 (会長 早河 正弘)
電話:090-5821-5960(事務局 早川)

メール:scoop_138yahoo.co.jp

2022(R4)年7月14日 9時0分