掲示板：5. 取材記事
[0016] 【団体インタビュー】ふえふき芸術文化薫る街づくり実行委員会
今回は、ふえふき芸術文化薫る街づくり実行委員会の窪田礼子委員長にお聞きしました。 1. どのような活動をしていますか？
音楽を通して地域の活性化を目指しています。笛吹音楽祭をはじめ、山梨県内では河口湖にはステラシアターがあり、北杜音楽祭があり、南アルプスでは地元出身のバイオリニストの方々による音楽祭など、音楽を通して大勢の人たちを呼び込んでいます。
笛吹市をはじめ峡東地区には、いろいろなジャンルの音楽家の方々が住んでいますが、甲府や東京方面で活動されていることが多い。峡東地区でも、音楽を奏でていただきたいという思いがありました。
具体的には昨年から四季彩の調べという演奏会をみんなの広場を中心に市内各地で開催しています。昨年は、夏に邦楽を中心に三味線山口ひろし社中の演奏、秋はマンドリン・グランドオーケストラのオルケスタ・フェニックスの演奏、冬は世界の音楽をめぐるとしてケン・カタヤマによるカンツォーネやシャンソンなどの公演をしていただきました。
関係者ばかりでなく、プロの方が笛吹で演奏するとウェブ上に掲載し、来ていただくということ自体、地域に人を呼び込むことにつながると思っています。
 2. 現在の活動を始めたきっかけを教えてください。 私自身が以前から、塩山の慈雲寺や桃の節句の時期にお雛様が飾ってある甘草屋敷で、また野外の桜の下などいろいろなところでお琴を演奏してきました。「日本一早いお花見」で演奏していたこともあります。お琴自身は湿気がダメなので、気を遣いながら演奏してきました。そのような活動が、スコレーセンターでの笛吹音楽祭につながっていきました。ビオラ奏者の藤原先生にお声がけいただいて、石和町時代から音楽祭を主催してきました。
市のために音楽を通して何かできないかと思いながら活動してきました。みんなの広場が新しくできたときに、開放的でおしゃれ、とても魅力的な場所だと思い、お正月に野外演奏会を開催しました。その演奏会をきっかけに、市で行っている地域振興促進助成金を知り、今のふえふき芸術文化薫る街づくり実行委員会主催の「四季彩の調べ」を開催することにつながりました。
 3. 活動を行う上で大切にしていることは何ですか？
音楽は、言葉とは違い、人の心に入っていくものだと思います。理屈じゃない。お花もそうですが、きれいな音楽を聴いて怒る人はいません。一人でも多くの方に音楽を聴いて癒されてもらいたい、そのような音楽を提供したいと思っています。
4. 活動を行う上で困っていることはありますか？
助成金を活用してイベントを企画しているのですが、助成金を活用するには事業計画どおりに進めなければいけないという制約があります。しかし、野外でイベントをやりますので、気温や天気を見ながら施設を選定する点や、プロの方が来られるタイミングや回数など直前にならないとわからないこともあるので、計画に反映させることが結構難しいこともあります。
５. 今後やってみたいことはありますか？
この活動を継続していきたいです。活動を始めて、他の団体の催しものでも今までより生演奏を用いる機会が多くなったような気がしていて、大きな成果だなと感じています。
笛吹市で、どことなく音楽が流れてくる空気をつくりたいと思っています。パリの街中で、プロ、アマ問わず世界中の音楽家が集まって演奏する、たった一日だけのパリ祭が素敵です。小瀬スポーツ公園ができたころ、トランペットや三味線を練習している人がいて、広すぎてどこからかわからないけれども、どこからともなく音楽が流れていたことがありました。それが心地よくて、そのような雰囲気がいいですね。心豊かになります。石和温泉の旅館街で散策していると、どこからとなく音楽が流れてくるというイメージです。
 6. 市民の方に向けてメッセージがありましたらどうぞ。
地域の中でも芸術に触れるきっかけがあればいいなと思っています。行政区でも文化祭のときだけでなく、各地区の総会のときなどに、例えば地元の方々が描いた絵を飾ったり、地元で演奏をしている人に来てもらうことで、いつもは会合に来ない方も来てくれるきっかけになるかなと思います。笛吹市のすべての行政区でやれば、なおさら話題になり、きっと笛吹市を全国にPRできるのではないでしょうか。
「四季彩の調べ」2023年 開催予定 9/10ベリーダンス他 10/14マンドリン・オーケストラ
11/5学生たちによるマーチング
ぜひみんなの広場へお立ち寄りください！
【問合せ先】 ふえふき芸術文化薫る街づくり実行委員会 委員長 窪田礼子 TEL 090-8453-2682
2023(R5)年7月19日 8時0分
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