団体インタビュー : ひみね地域活性化推進協議会
今回は、ひみね地域活性化推進協議会の堀内さん・小池さん・川崎さんの3名にお話をお伺いしました。
1. 助成金を活用してどのような事業をしましたか?
桃と菜の花ふるさとまつりを行いました。桃の花と菜の花を同時に楽しめることから大変好評をいただいています。おまつりには多くの方にご来場いただくので、助成金を活用して仮設トイレなども設置しました。「また来年も来るね」と楽しみにしてくださっている方がいるので、このおまつりを続けられています。
2. その他にどのような活動をしていますか?
4月に開催するおまつりに向けて秋になると菜の花の種をまきます。そして、おまつりが終わると収穫したものを乾燥させて種にし、またその種をまくということを年間を通して行っています。
その他にも地域活性化として地域の歴史や文化を伝えるため、黒駒の勝蔵について書かれた本を現代語訳して出版したり、勝蔵とかかわりの深い檜峯神社の神主の武藤外記について研究されたものを冊子にし、市に寄贈しました。また、勝蔵についての紙芝居を作成し、地元の小学校に出向くなどの活動もしています。令和3年には資料室も設け、令和4年春には没後150年の勝蔵のお墓をきれいにしました。黒駒の勝蔵は勤皇志士で、歴史の中で悪いところも伝わっていますが、地域を守る任侠の人という側面もあったということを活動を通して知ってもらいたいです。
3. 現在の活動を始めたきっかけを教えてください。
桃と菜の花ふるさとまつりは、御坂町黒駒地域の方たちにより以前から地域のおまつりとして行われていましたが、地域を盛り上げたいという輪がだんだんと広がり、この「ひみね地域活性化推進協議会」が立ち上がりました。
4. 活動を行う上で大切にしていることは何ですか?
地域の歴史や文化を守り、現代の方たちに伝えていくことです。「自分たちがやらないとこの地域の歴史や文化が埋もれてしまい、世に出ないのではないか」との気持ちがあります。また、コロナ禍で地域に元気がないと感じていたので、地域のおまつりで盛り上げていきたいと思っています。
5. 活動を行う上で困っていることはありますか?
会員の高齢化です。そのためにも若い人たちにもぜひ活動に参加していただき、地域の歴史や文化を継承してもらいたいです。
6. 今後やってみたいことはありますか?
清水の次郎長と黒駒の勝蔵の手打ち式にちなんで、静岡市清水区の方々と交流をしていきたいです。中部横断自動車道が開通し、静岡との距離が近くなったこともあるので、今年の秋には静岡の方々に来てもらい、講演会などを行うことも予定しています。
7. 市民の方に向けてメッセージがありましたらどうぞ。
ぜひ「桃と菜の花ふるさとまつり」にご来場ください。
また勝蔵の資料室にもお越しいただき、ふるさとの歴史や文化を一緒に学びましょう。
【問合せ先】
ひみね地域活性化推進協議会
会長 堀内 文蔵
TEL:080-1254-2111